グループとして住宅に関する
ワンストップ体制を強化、
いっそうの成長を牽引して
いく人材を求めています。
代表取締役社長柵木 裕司
当社は、初代の柵木恒吉が「柵木材木店」を創業したのがはじまりです。1972年に木材と建築資材を販売する恒栄資材株式会社を設立し、1979年には全国に先駆けてプレカット事業に進出しました。当初は構造材のプレカットを行っていましたが、羽柄材、造作材のプレカットも手がけるようになりました。特に1990年代に入るとプレカットは一気に普及し、当社も設備の更新をはかりながら生産体制を強化してきました。

私は2007年に社長に就任しましたが、当初よりプレカットだけではなく住宅産業の川上から川下まで全体に関わっていく事業体をつくりたいと考えていました。まず恒栄ホーム株式会社を設立し、続いて株式会社マツモトをグループに加え、さらに株式会社TATE-YAも設立しました。現在はプレカット、建築資材の卸売り、建築、建て方まで手がけ、事業間の相乗効果を生んでいます。6年前、グループの売上高は約49億円でしたが、二桁成長を続け2019年には売上高を二倍の98億円まで伸ばしてきました。

人口減少にともない、住宅着工数は減少しているなか市場環境が厳しくなっていることは確かです。一方、今まで鉄骨やコンクリートでつくっていた一般住宅以外の大規模建築の木造化が進んでおり、当社はこの「木造非住宅」に対応する特殊加工幾をいち早く導入し、これまで老人ホームや倉庫、東京オリンピック・パラリンピックの舞台となる新国立競技場の屋根に使用される木材加工に携わるなど、新しい分野で市場を拡大。さらにグループとして住宅に関してワンストップで対応できる体制を強化し、事業拡大を図っていきます。

具体的には2028年までに売上高200億円、経常利益5%を目標とし、上場可能な財務基盤を目指すヴィジョンをもっています。そのために引き続き「全員経営」で業務にあたります。社歴や年齢に関係なく、力量がある人にリーダーを務めてもらう方針のなか、30代の管理職も続々と誕生。若い力が会社を牽引しています。今後も住宅に関するさまざまな事業に挑戦しながら、さらに発展を目指す、成長の一翼を担っていただける方との出会いを期待します。
